私はお笑い大好きです。
アーチストだと思っています。
🏆M-1グランプリ2020王者🏆
— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) 2020年12月20日
16代目チャンピオンは…
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そしてM-1 グランプリ決勝に残った人たちは、本当にすごいと尊敬しています。
M1関連の番組をまとめ見して、「M1の価値はなにか?」ってのが、マーケット感覚を問うためのいい質問になるなと思った。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2020年12月30日
本の中に書いた「高校野球の価値とはなにか?」と似た設問です。
M-1 グランプリの価値は、直木賞、芥川賞と同じだと思います。
マーケット拡大!
です。
賞レースというエンタメに仕上げることで、コンテンツに入りやすく、理解しやすくなる。
私自身がまさにそうです。
私はお笑い好き。と言っても、真剣に漫才を見ることは年数回。
決勝進出組の半数は初めて見るコンビ。
M-1がなければ、まず巡り合わない。
お笑いにそんなに興味ない人でもM-1なら見ますよね。
TV好きの中高年にしてみると、漫才TV番組はほとんどないから、漫才自体をめったに見ない。決勝に出てくるコンビのほとんどはTVに無縁の人たち。劇場でしか会えない。
ネット中心の若者からすれば、ネットでもSNSでも話題になるから、見てみようかなと思う。
お笑いに興味あるけど、見る機会のない人々が、見ようかなと思うすごーく貴重な機会。
この拡大戦略は、ほんとに素晴らしい。考えた人(まっちゃん?)はほんとーに偉い。
賞レースに出てこなければ、半数は読まない。
出てくるからこそ、TVニュースで取り上げられ、注目度が上がり、理解しやすくなる。
だからこそ話題性のある人(芸人とかアイドルとか)が候補者に選ばれる。
(これ言っちゃいかんやつ)
マーケティングとしては鉄板。
視聴者も芸人(作家)もTV局(出版社)も提供元も、誰も損しない。
ノーベル賞、アカデミー賞、グラミー賞、甲子園、箱根駅伝も全部そう。
芸術に順位付けなんて意味ないけど、賞レースというコンテンツにすることで、マーケットが拡大する。
そうか。
だからトム・クルーズはアカデミー取れてないんだ。取れないトムというコンテンツ。最後の最後で悲願のアカデミーというコンテンツになる。
M-1がない時代、芸人が成り上がるチャンスはほぼ0だった。
今は漫才の巧拙は別にして、M-1で勝ち上がれば成り上がれる。
売れない芸人でもよしとする考え方もあるとは思いますが。
ここまで理解して、お笑いに順位付けって意味ある?とか。これは漫才じゃない。とか。
これに変わるコンテンツ作ってからいえよ。
ないから困ってるんじゃん。
これってほんとーにかけがえのないもんなんだよ。
だから私は毎年、M-1見ています。