K-POPアイドルと言えばBTSについて書いたことがあります。
今回はK-POPアイドルのドキュメンタリーです。
再放送あります
[NHKBS1] 2021年03月18日 午後5:00 ~ 午後5:43 (43分)
K-POPアイドルになりたい!
韓国にはK-POPアイドルになりたい若者がたくさんいます。
閉塞感があるのでしょうか。親ガチャを一発逆転するには、K-POPアイドルしかないと感じているようです。
日本の若者は、も少しゆるく考えているのかな。
一人の青年は、アイドルとしてスタートしたが、思ったように売れず、周囲の評価が気になり過ぎて、感情をうまくコントロールできなくなる。
一般的に自己評価を他人にまかせると生きるのが難しくなりますね。
20代後半の女性は、会社勤めが厳しく、4時間睡眠で働いていたが、楽しくない上に、いつまでたってもお金持ちにはなれない。マンションも買えない。それなら可能性にかけてアイドルを目指すことにしたんです。努力がきっと実を結ぶと言い聞かせています。でも売れないままに年齢が上がっており、自分がかなり苦しい状況なのはわかっている。
夢を追いかけたい気持ちも理解できるのですが、現実と折り合いをつけていくというのは、なかなか難しいところです。小さい頃はプロ野球選手になりたいと思ってても、現実をしるようになり、中学生くらいからは誰も言わなくなる。大人になるというのは、そういうことです。努力がきっと実を結ぶというのは幻想です。努力しても100Mを10秒で走れるようにはなりません。どうしても才能、生まれつきのものが必要になる場面があります。
韓国の若者の半分がアイドルになりたいらしい。
韓国の人口は5000万人。若者は1000万人としてその半分、500万人がアイドルになりたい。
売れるアイドルになれるのは多分100人いないだろうから、5万分の1!
プロ野球選手になるより、将棋棋士になるより、東大に入るより、はるかにはるかに難しい。
そんなに厳しいなら、他の道はないのだろうか。
私だったら、理系アメリカ大学とかが、最も楽で効率がいいように思うのですけど。
これだったら確率はものすごく下がる。現実的。しかも将来も安泰。
競争がきつい。パワー、ハングリー精神がないとやってけない。
だからあんなに頑張れるのかな。日本のアイドルの歌、踊りのレベルが低くてもしょうがないのかも。
逆に言えば、日本の若者はアイドルを目指さなくても、そこそこうまく生きていくことができるのかもしれない。
多くの日本人はアイドルになりたいと思ってない。もっと別の生き方がある。
韓国の親世代は、地道な人生が一番だと思っていて、親との対決も描かれています。
ある親は泣いて「あなたはいつも私の言う通りにしていたのに。」と言い、ある親は「そんなちゃらちゃらしていないで、地元に戻って働け。」と言う。
親との対決は、日本でも韓国でも同じですね。
でも今後、この状況が変わっていくかもしれません。
例えば、アップルは電気自動車製造の提携先を、トヨタではなく、韓国KIAに決定しかけた。
「アップルカー」は起亜の米工場で製造か、米報道 | 日経クロステック(xTECH)
世界時価総額ランキングでは
世界時価総額ランキング2021 ― World Stock Market Capitalization Ranking 2021
12位に韓国サムスンが入ってる。
日本のトップはトヨタの44位。
なだらかに低下している日本。
韓国の若者の必死さを見ていると、すごくリアルです。
日本は、今までは国内だけでぬくぬくやっていけたけど、韓国のようにピリピリした中で世界を目指さないといけなくなるかもしれませんね。