あまり意識していなかったんですが、今頃になって夏目漱石に夢中です。
そういえば国語の教科書に載ってた。
あまりピンと来ませんでした。
でもでも、よーーーく考えると、これ以前の本って文体が古くて読めたもんじゃない。ほとんど古文。でも夏目漱石っていまだに普通に読める。これってすごくない?
僕の文体にとって大事な要素を三つあげてくれといわれたら、僕は「音楽性」と「ユーモア(おかしみ)」と「親切心」と答えると思います。日本の作家でいちばんシンパシーのようなものを感じるのはやはり夏目漱石です。彼の文章には、その三つが備わっているように見えるからです。
— 村上春樹のつぶやきbot (@EssentialWord1) 2022年6月4日
しかも、それまでの日本文学って内へ内へ入ってる。
こんなにたくさんの魅力的なキャラがたくさん出てくる外に開かれた日本の文学作品って、源氏物語くらいじゃないかな。源氏物語は恋愛小説なので別物だし。
こんなことを言うのはおこがましいけど、僕の目標は「カラマーゾフの兄弟」。様々な人物が出てきて、それぞれの物語を持ち寄り、それが複合的に絡み合って発熱し、新しい価値が生まれる。読者はそれを同時に目撃することができる。それが僕の考える「総合小説」です。むずかしいけどね。
— 村上春樹のつぶやきbot (@EssentialWord1) 2022年6月8日
こういうのってビートルズ現象って呼んでます。
物心ついたときから、直ぐ側に存在したので、当たり前だと思っているけど、実はすごい存在。
ビートルズも中学生までわかんなかった。
夏目漱石は中高年。