幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

テレビは視聴者を馬鹿にしているし、視聴者はテレビを馬鹿にしている。それってすっごいダサイ。

中高年として、若者の声をできるだけ聞こうと思ってます。

 

なのでこの番組見ました。

あたらしいテレビ2024

www.nhk.jp

 

斬新な設定になってます。

舞台は3つ

MCと現場と対談部屋

 

これだけでも中高年はついていくのが大変。何なんだ、この設定は?!見たことないぞ。

 

やはり最も密度が高かったのは対談部屋。制作側もこれを中心にしたかったんでしょう。でも対談だけ1時間だと飽きられるから、他のコンテンツを複雑にみせるためにこういう構成にしたのかな。計算された工夫。

 

若いクリエイターたち5人、漫画家「魚豊」さん、小説家「日比野コレコ」さん、次世代ラジオスターとも称される「アンジェリーナ1/3」さん、マルチに活躍する「ダウ90000」の「蓮見翔」さん、小学生映画監督「今井環」さん。の対談

 

まず納得したのは、

若手クリエイターが「なぜおじさんは自分たちのことをZ世代とひとまとめにするのか?くくられたくない。」って言ってた。

 

そうなんだ。おじさんたちもかつて世代でくくられてた。大人たちは何も解ってないと思ってた。完全に忘れてたけど。

 

これは感性の鋭さを反映してるんだろうな。最近の若い子はみんな同じ顔に見える現象。感性が鈍ってるから見分けがつかなくなる。でも感性が鋭い人は普通に見分けられる。だから鋭い側から見ると「何も解ってない」と思われる。

 

感性に関して、蓮見さんの言葉

コンプラでつまらなくなったわけじゃない。広げ方をサボった奴がつまらなくなったと言ってるだけ。複雑になってるってことは、広げ方もいろいろある」
「テレビは視聴者を馬鹿して、視聴者はテレビを馬鹿にしてる。自分らの方が世の中を俯瞰してると思ってて、それってダッさいんですよ両方。」

 

 

 

これこそ感性の問題。

テレビって面白いよ。それを感じる感性を磨くことをサボっておいて、磨く労力をかけずに、頭ごなしに面白くねえって言い切ることで思考停止している。確かにダサい。そんなおじさんにだけはならないようにしよ。

 

この若いクリエイターたちは、コロナで暇になって閉じこもってコンテンツを作り始めた。コロナの意外な副作用だな。人間ってほんとにすごい。環境に適応して行くんだね。たぶんコンプライアンスにも適応するだろうし、コンテンツもその中でどんどん新しいものを出していくんだろう。

 

すばらしい番組でした。

これを制作したNHKに拍手。

再放送希望です。