中高年として、若者の声をできるだけ聞こうと思ってます。
なのでこの番組見ました。
あたらしいテレビ2024
斬新な設定になってます。
舞台は3つ
MCと現場と対談部屋
これだけでも中高年はついていくのが大変。何なんだ、この設定は?!見たことないぞ。
やはり最も密度が高かったのは対談部屋。制作側もこれを中心にしたかったんでしょう。でも対談だけ1時間だと飽きられるから、他のコンテンツを複雑にみせるためにこういう構成にしたのかな。計算された工夫。
若いクリエイターたち5人、漫画家「魚豊」さん、小説家「日比野コレコ」さん、次世代ラジオスターとも称される「アンジェリーナ1/3」さん、マルチに活躍する「ダウ90000」の「蓮見翔」さん、小学生映画監督「今井環」さん。の対談
まず納得したのは、
若手クリエイターが「なぜおじさんは自分たちのことをZ世代とひとまとめにするのか?くくられたくない。」って言ってた。
そうなんだ。おじさんたちもかつて世代でくくられてた。大人たちは何も解ってないと思ってた。完全に忘れてたけど。
これは感性の鋭さを反映してるんだろうな。最近の若い子はみんな同じ顔に見える現象。感性が鈍ってるから見分けがつかなくなる。でも感性が鋭い人は普通に見分けられる。だから鋭い側から見ると「何も解ってない」と思われる。
感性に関して、蓮見さんの言葉
「コンプラでつまらなくなったわけじゃない。広げ方をサボった奴がつまらなくなったと言ってるだけ。複雑になってるってことは、広げ方もいろいろある」
「テレビは視聴者を馬鹿して、視聴者はテレビを馬鹿にしてる。自分らの方が世の中を俯瞰してると思ってて、それってダッさいんですよ両方。」
これこそ感性の問題。
テレビって面白いよ。それを感じる感性を磨くことをサボっておいて、磨く労力をかけずに、頭ごなしに面白くねえって言い切ることで思考停止している。確かにダサい。そんなおじさんにだけはならないようにしよ。
この若いクリエイターたちは、コロナで暇になって閉じこもってコンテンツを作り始めた。コロナの意外な副作用だな。人間ってほんとにすごい。環境に適応して行くんだね。たぶんコンプライアンスにも適応するだろうし、コンテンツもその中でどんどん新しいものを出していくんだろう。
すばらしい番組でした。
これを制作したNHKに拍手。
再放送希望です。