日経プラス10の特集。路面電車。いい特集でした。
いい特集。路面電車、次世代型路面電車 / LRT ってあまり知らなかったけど、スマートシティに関連して有望なものだと思う。バスじゃ代替手段にならないんだよね。 https://t.co/vUjAEuDthF
— federao (@ymcf6) February 13, 2019
常々、「地方再生の鍵はスマートシティしかない」と思っているんですが、路面電車はその一つの重要なピースになるかもしれません。
路面電車なんてお金がかかるし、渋滞の原因だし、そんなもの必要ないと思ってました。バスで十分じゃんって。
でもね。路面電車で輸送できる人をすべてバスでまかなったらどうなると思います?
主要駅周辺は大渋滞になり、誰も動けなくなります。渋滞の経済的損失ってすごいんですよ。
これを解消する手段が路面電車というわけです。バスとの棲み分けは輸送人数の多少ですね。
そりゃ地下鉄を作ったほうがいいんですけど、地下鉄は路面電車の10倍の建設費用がかかるんだって。
そりゃそうですよね。地下鉄は穴を掘らないといけないし、駅の設備だって大掛かりです。
路面電車の駅なんてバス停にちょっと毛の生えたようなもんでいいですし、道路上を走らせるので、新たな敷地購入の必要もほとんど不要。
世界的にも大きな空港の中には路面電車を走らせているところが多いです。あれをバスでやられたらたまりません。
バスの欠点は乗降に時間がかかることです。
出入り口は一つづつしかないですし、一人ひとり精算しないといけません。
最近の路面電車はIC精算なのでどこの出入り口でも精算できるようになっているそうです。
路面電車の利点は他にもあります。
路面なので、バリアフリーにしやすいですね。
バスに比べると線路上を走るので自動運転、無人運転に対応もしやすいです。
信号で止まらない路面電車もあります。電車が近づいてきたら勝手に信号が青に変わりますなのでバスよりも遥かに速く移動できます。
どんどん整備して、お年寄りや、運転の苦手な人は路面電車(+バス)に誘導してほしいですよね。
どの地方都市に路面電車が必要なのかは、よく考えないといけないですが、地下鉄が整備されていなくて、バスが多く渋滞が頻発しているところとなると、いろいろ浮かんできます。
広島は路面電車が活躍していますね。富山はスマートシティに向かって大きくアドバンテージを取っています。
私の住んでいる地方は、バスは1時間に1-3本で、乗車率は20%程度です。もちろん渋滞なんてありません。路面電車必要ないですね。泣。