幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

村上春樹さんが好きな理由と私的ベスト3小説

 はるさんが楽しいVoicyをUpしてました。

voicy.jp

私もはるさんと同じで、村上春樹さんが大好きで、すべての作品を新作が出るたびに、購入し読んでいます。他にそんな作家さんはいません。

yoshimor.hatenadiary.jp

 

はるさんも言われているのですが、

 

村上春樹さんの小説が、他の小説と違っているところは、地下に連れて行ってくれる能力が高いと思ってます。

小説の中では、井戸だとか、壁抜けとか で例えられているのですが、これは本当に不思議な感覚です。

 

村上さんは、デビュー作、風の歌を訊け、で「放って置いても人は死ぬし、女と寝る。そういうものだ」と書かれています。実際に、最初の2作、風とピンボール、では死とセックスが出てきませんでした。

ところが、3作目、羊、のクライマックス部分で、突然、死が出てきます。

主人公が友人の「鼠」に「君はもう死んでいるんだろう。」と尋ねたのです。

本当に驚きました。30年経った今でもこの瞬間の背中の筋肉のこわばりを覚えています。

この時に、初めて地下へ連れて行ってもらいました。

 

地下抜けは、死、セックス、暴力、で感情を激しく揺さぶることで起こるのだろうと思います。

たぶん村上さんが苦手な人は、この部分が耐えられないのだろうなと思います。

 

はるさん、おすすめの「遠い太鼓」を買いました。この本をほぼ読み終わる時に、大学1年の時に講義室の机に忘れてしまったんです。いいきっかけを与えてくださって感謝です。

ついでにねじまき鳥も読んでみよう。

少し元気になってきました。