はるさんが楽しいVoicyをUpしてました。
はるさん。めっちゃ楽しそう。好きなことになると誰でも生き生きしてくるんだな。はるさんベストは深いな。私はミーハー、1カフカ、2世界の終わり 3国境の南 @wa_mamaharu
— federao (@ymcf6) 2020年8月30日
ワーママはるラジオ
#474 村上春樹さんが好きな理由と私的ベスト3小説
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私もはるさんと同じで、村上春樹さんが大好きで、すべての作品を新作が出るたびに、購入し読んでいます。他にそんな作家さんはいません。
はるさんも言われているのですが、
村上春樹さんの小説が、他の小説と違っているところは、地下に連れて行ってくれる能力が高いと思ってます。
小説の中では、井戸だとか、壁抜けとか で例えられているのですが、これは本当に不思議な感覚です。
村上さんは、デビュー作、風の歌を訊け、で「放って置いても人は死ぬし、女と寝る。そういうものだ」と書かれています。実際に、最初の2作、風とピンボール、では死とセックスが出てきませんでした。
ところが、3作目、羊、のクライマックス部分で、突然、死が出てきます。
主人公が友人の「鼠」に「君はもう死んでいるんだろう。」と尋ねたのです。
本当に驚きました。30年経った今でもこの瞬間の背中の筋肉のこわばりを覚えています。
この時に、初めて地下へ連れて行ってもらいました。
地下抜けは、死、セックス、暴力、で感情を激しく揺さぶることで起こるのだろうと思います。
たぶん村上さんが苦手な人は、この部分が耐えられないのだろうなと思います。
はるさん、おすすめの「遠い太鼓」を買いました。この本をほぼ読み終わる時に、大学1年の時に講義室の机に忘れてしまったんです。いいきっかけを与えてくださって感謝です。
ついでにねじまき鳥も読んでみよう。
少し元気になってきました。