幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

“あきらめ症候群” って知ってますか?

“あきらめ症候群” って初めて聞いた。

 

てっきりやる気のない中高年男性がなる病気かと思いきや、

ちゃんとした病気なんです。

 

“あきらめ症候群” スウェーデン ある難民家族の記録」 - BS世界のドキュメンタリー

www.nhk.jp

 

“あきらめ症候群”とは

大きなトラウマ(心的外傷)によって体の不調がないにもかかわらず食事や会話をしなくなります。病状は人それぞれで、中には何年も寝たきりになる患者も存在し、生命を維持するには鼻腔へ通したチューブから栄養を補給せねばなりません。

shohgaisha.com

 

今回のドキュメンタリーでは、ある家族の二人の姉妹が“あきらめ症候群”になってしまいました。

 

コソボの難民で、現地で激しい体験をしています。

そしてこの病気が始まったのは、コソボではなくて、避難先のスウェーデン!で。なんです。そしてそれは何人もの難民子どもたちに発症しているのです。

 

避難先のスウェーデンで、静かに暮らしていたのですが、国外退去命令が出た後、コソボに戻らないといけない状態で、二人は発病しました。

医師が言うには、二人の体調に大きな問題はないそうです。ただ目が覚めないだけ。

 

両親にしてみれば、愛する子供が突然、眠りから覚めなくなってしまったというのは、どんなに辛いことでしょう。この二人の写真を見てください。ただ眠っているようにしか見えません。でも目が覚めないのです。しかもいつ回復するか、誰にもわからないのです。

そしてそのまま数年が経過します。外務大臣が交代したことをきっかけに、ついに家族はスウェーデン滞在許可を得ることができました。

それから間もなくして、二人は目覚めるのです。

 

不思議なことだらけです。

コソボでのほうが苦しかったはずなのに、どうして安全なスウェーデンで発病したのか?

昔から、戦争惨状は起こっていたので、こういう病気はかつても起こっていたのか?それとも現代に特有のものなのか?現代に特有のものだとしたら、そこに大きなヒントがあるように思います。

スウェーデン国外退去命令がきっかけだと思うのだけど、それはコソボの苦しさよりも影響が大きいのか?

男兄弟には発病してないので、気の優しい女性に起こりやすいのか?

再発しないのか?

 

また戦争が始まりました。終わりが見えません。同じ病気が起こってしまうのでしょうか?