佐々木朗希のすごさ
NPB史上28年ぶりの完全試合達成!#佐々木朗希 投手、NPBタイ記録に並ぶ1試合19奪三振で締める!#chibalotte #MarinesBaseball #BLACKBLACK #MarinesGoodPitch pic.twitter.com/kF4GT4lR6M
— 千葉ロッテマリーンズ (@chibalotte) 2022年4月10日
プロ野球ファンとしては、この話題に触れないわけにいかない。
すごさを分解して実感してみましょう。
去年2021年二軍初登板し、5試合で自責点1、、19奪三振、3与四球、2与死球、被本塁打1本、ERA0.45と言うとんでもない抜群の成績。
これで一軍に上げない指揮官はいないでしょう。
満を持しての一軍昇格。去年 2021年5月16日西武戦。初登板。この試合を私は見てました。
5回自責点2。107球。勝ち負けつかず。
抜ける球も多く、フォームもばらついていた。もっと失点してもおかしくなかった。全力で投げていないことははっきりわかった。運も味方にし勝ち負けつかず。
この時点では1級品になるまでに3−5年かかりそうな印象だった。
以後、ローテーションに入るが、11試合先発とかなりゆったりしたもの。結果3勝2敗。
やはり3−5年かかりそうな印象。
ところが明けて2022年。佐々木朗希、劇的進化です。
開幕3試合目で完全試合。
前の二試合もすごい内容。計42三振。
去年のMVP,オリックス、山本投手が26三振に比べるとその異次元さ、がわかる。
私は28年前の槇原投手の完全試合も見ていましたが、内容は全く違う。
槇原投手は三振7
いい当たり、ヒット性の打球が2本。スリーボールも2回。
運も味方にしたもの。
もう二度と起こらない試合でした。
佐々木投手は全く違う。
そもそも三振数が19!つまりバットに当たらない。なのでヒット性打球0,スリーボール1。三振数が多くなると、普通の投手であれば球数が増える。しかし佐々木投手は球数105、ボール球23と驚異的に少なかったことがわかる。
球界で最も三振しない男、吉田正尚(この試合まで1三振)が3三振。しかも要した球数、3,4,5球の計12球のみ。
Max164km/hの直球にきれのいいフォーク。さらに吉田選手にはきれのいいカーブも投げた。去年見られた抜け玉がなし。これじゃどうしようもない。
あきらかにオリックスの選手たちは戦意喪失してました。バットにボールを当てるのがやっと。ヒットを打ちに行ってない。
つまり今回の完全試合は起こるべくして起こった。
今後、完全試合が何度も起こりそう!
さてどうしてこんな劇的進化をとげたのでしょうか?
もちろん指導者がすばらしい。大船渡高校、國保監督は、当時は大バッシングでしたが、今やときのヒーローですね。吉井コーチもすばらしい。
そして自身の発言がすごいんです。
自分が頭に描いていることを言語化できる人間になりたいですし、それが憧れです。
(佐々木朗希/NumberWeb 2021年3月1日配信)
こんなこと言える19歳いる?
言語化っていう言葉、35歳位で知った気がする。いまだに使えねえ。
きっと大谷くんと同じ種類だよね。自分の頭で考えられる人。
藤浪くん、頑張ってほしいな。