みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門 (スマート新書)
- 作者: 古賀史健
- 出版社/メーカー: ピースオブケイク
- 発売日: 2017/12/03
- メディア: Kindle版
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この本は文章の書き方の本ですが、この本を読めば、文章がスラスラ書けるというわけではありません。
どちらかと言うと日常文と小説との違い、起転承結、三部構成などの、文章の構成作りについて主に書かれています。
おそらくこの種の本を読む多くの人の目的は、私も含めて、どうしたら自分を表現したキャッチーなエッセイやブログ記事を書けるのかが知りたいのだろうと思います。
この本にも書かれている通り、その秘訣は「起」にあり、どのような着眼点で文章を書き始めるのかであり、その具体的な方法には言及されていません。
優れた「起」があれば、後は、起承転結でも、起転承結でも、三部構成でも、きっと素晴らしい文章になるのだと思います。
優れた「起」はどうしたら思いつくのでしょうか?文章を書いているうちに、世の中への観察眼が養われてくるのでしょうか?私はそこが知りたいと思います。
そして村上春樹さんのように、特に構成を意識していなくても、音楽のような素晴らしい文章を書く人に憧れます。良い文章を読み続けていれば、良い文章を書けるようになれるのでしょうか。
こうやって書いた文章を眺めていると、その道程の長さに呆然としてしまいます。
めげずに書き続けて行こうと思います。