ツイッターで 様より、すばらしいご意見をいただきましたので、これに関して考えてみたいと思います。
前田投手の場合、基本給が低いものだから、球団が大切に扱わないで、突如、中継ぎに回したりしています。出来高を稼がれると給料が上がってしまうので、球団側に使わないインセンティブが働いています。もし大型契約ならそんな扱いはされなかったのに。
— federao (@ymcf6) November 10, 2018
前田投手がMLBに移籍した当時、日本人投手は、そこそこ通用するが、故障が多く、ハズレもあるという評価でした。実際、井川投手や、伊良部投手、藪投手は活躍できませんでした。
ダルビッシュ投手、田中投手は大型契約だったのに比べると、前田投手は実力以上に契約金を抑えられた印象です。大谷選手もかなり安い契約金でした。タイミングが悪かったということです。
一般的に年俸が低く抑えられた場合は、出来高払いをつけることが多いです。前田投手も、年俸が低い分、出来高(勝利数、投球数、投球イニングなど)をつけて、頑張ればそれなりに給料が上がるようにしています。
それをドジャーズは悪く言えば利用しています。
前田投手は、かなり頑張っているほうだと思います。ローテーションの3-5番手をキープしていますが、給料でいうとローテーションの中では一番下です。
他のピッチャーはそれほど出来高をつけていません。つまり他のピッチャーは使い続けても払う給料はそんなに変わらないのです。
前田投手の場合は、使うと給料が大きく上がってしまいます。なので時々、中継ぎに回して、勝利数など出来高を稼がないようにコントロールしています。
出来高をたくさんつけると、選手のやる気は上がるでしょうし、活躍するインセンティブが働き、非常にいいように思えるのですが、前田投手の場合は、ドジャーズという金満球団で投手王国という特殊事情から、勝手が違うということになっています。
大谷選手のように圧倒的な活躍をすれば話が変わってくるかもしれませんが、今でも十分活躍していますので、これ以上はなかなか難しいでしょう。
必ずしも出来高契約がいいとは限らないということですね。