先日、ご紹介した本を読み終わりました。
世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史00:00
- 作者: 茂木誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/02/16
- メディア: 単行本
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考えたことが消えてしまわないうちに記録しておきます。
はてなブログに投稿しました #はてなブログ#出口治明 #サウザー #歴史書 #成功 #失敗
— federao (@ymcf6) 2018年11月10日
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1,「軍事力で天下を治めると、その軍事力が余ってしまい、放っておくと、軍の反乱につながってしまいます。」
江戸時代が始まると、江戸の平和になり、武士が職にあぶれるようになります。幕府転覆の火種になるので、これをうまく処理しないといけないのです。
家康はこの問題を見事に解決していました。
秀吉の刀狩りによって武士は農民になったとされていますが、実は、多くの武士は浪人となりポルトガル、スペインなどの東南アジア地域の傭兵として活躍しました。
このような例はたくさんあります。
かつて
ローマの平和を迎えたローマ軍の多くは国境警備に従軍。
モンゴルの平和を迎えたフビライは、征服した国の軍事力を、さらに国土拡大(日本、東南アジア)のために使い続けました。
世界征服者のアウグストゥスやフビライと同じことを、家康が考えていたとは、驚きです。
家康は研究家だったので、フビライのことも研究していたのでしょう。
2,日本史教科書では、国内のことが中心にるのので、必然的に陸軍について語られることが多いのですが、世界史的に見ると、海軍も同様に重要です。日本では、倭寇、村上水軍、などは陸軍と同じように歴史に大きな影響を与えています。
当たり前と言えば当たり前ですね。世界史ではバイキング、スペイン無敵艦隊などが出てきますけど、日本史で村上水軍って習った記憶がありません。
3,スペイン、ポルトガルはキリスト教(カトリック)によって日本を支配しようとしていたが、信長、秀吉、徳川家がキリスト教を認めなかったため、日本は外国支配を免れた。
島原の乱では、スペイン、ポルトガルはキリスト教信者を助けるべき立場であったが、宗教戦争、オランダ戦争などで自国が危うくなり手助けできなかった。
十字軍の時代からキリスト教と政治、侵略は深く結びついてきました。それが鉄砲伝来とともに日本にも入ってきたわけですね。スペインの栄華が続いていたら、日本の歴史も変わってしまったかもしれません。
宗教が汚れないものであるというイメージと歴史から見える宗教の実像とは、かなり異なります。
かくれキリシタンの小説「沈黙」が海外で称賛される理由はここにありますね。