困った人々1が好評でしたので、第二弾です。
今回はクレクレ星人。
ずんずんさんによると
「人類の悩みの98%が、こんなにしてあげたんだから察してオバケのせい」
なので、残り2%がクレクレ星人ですね。
ちきりんさんも、アドバイスくれくれ病について語っておられます。
私のプロジェクトの参加者の一人のことです。
あまり積極的に参加していないことに気がついたので、話しかけました。
「遠慮せずに何でも好きにしてくれたらいいよ。」
「したいことはありません。先輩は私に指示を出さないのですか?」
私は自主性を尊重するタイプです。好きなことをするのが最も生産性が高くなるコツだと思ってます。
指示出しで動くのはアルバイト以下です。
人生はゲームのようなものです。
私は、常々、ゲームにはプレーヤー(自分でするのが得意な人)とインストラクター(他人にやり方を教えるのが得意な人)がいると思っています。
この中間の人もいますし、自分がインストラクターだと思いこんでいるプレーヤーもいたりします。
私は人にモノを教えるのが苦手なので純粋なプレーヤーですね。
ところが、どちらにも入ってない人がいます。
それがクレクレ星人です。
ゲームに参加せず、グランドから遠く離れたスタンドで座り腕組みし、ゲームを冷ややかに見つめている人です。他人が自分に与えてくれるものだけに興味がある人です。
かつて付き合った美人の女の子の話。
「私、XXXに連れて行ってもらったことがないんだけど。」
が口癖でした。
そのたびに、そこへ連れて行ったのですが、彼女が喜んだことはなかったですね。
人生を楽しむコツは、人生というゲームに参加することだと思います。
ゲームに参加しないで、他人が欲しがるものをもらってるだけでは、本当の楽しさがわかりません。
ゲームに参加して、自分が何がほしいのか。名誉なのか、権力なのか、モノなのかが、わかるようになります。そしてそれを手に入れる過程が、最も面白いのです。
苦労して手に入れたものの価値は、自分が一番わかっています。
行きたいところがあれば、どうしたら行けるかを考えます。行く手段、かかる金額、必要な休暇など、をコントロールして、やり遂げて、喜びが感じられるのです。
これを誰かにすべてやってもらって、寝ている間に着いても、何の感動もありません。もらったものの価値はなかなか理解できないのですよね。