先日、子供が不登校になった話を書きました。
その後、何度か子供の気持ちを聞いていると、硬い表情が徐々に元に戻ってきました。
もともと感性が細やかで、もしかしたら私と同じ繊細さんなのかもしれません。
てっきりいろいろな窮屈さが嫌なんだろうな。と思っていたんですが、意外だなと感じた部分と、子供の成長を実感したので、記録として書いておきます。
どうして学校に行けないのかな?
と質問してみると、当初は
「勉強なんてしなくても、べつに構わない。」
「そもそも高校に行かなくたっていい。」
なんて言ってました。
家内はその度に大泣きしていましたが、私には、どうも本心でないような気がしていたので、少し待つことにしました。家内には干渉しないようにきつく言っています。
そうこうしていると、「学習塾に行きたくないんだ。」と言い始めました。
当初は???でした。
だって学校には行ってないのですが、学習塾には週に数回行ってたからです。
どういうことなの?と聞くと。
「最近、塾の仲のいい友人たちが、頭のいいクラスへ変わって行って楽しくなくなった。」
ふーん。そうなんだ。それは寂しいね。
でも、まだ本心が隠れている気がして、それが本当の理由なの?とさらに聞くと。
「塾の先生の小言が嫌なんだ。ちょっと成績が悪いとちくちく言われる。宿題ができてないと嫌味を言われる。あれが耐えられない。」
と泣き始めました。
ふーーん。なるほど。
自分では塾に行かないとだめだ。という気持ちから、知らないうちに「塾の先生が嫌い」という感情が「不登校」に行き着いてしまったんだ。
すごい複雑だけど。この子ならありえる。
じゃ塾、辞めよう。と即決。
学校に行き始めました。
言語化能力が少し拙いなと思ってたのですが、こんな複雑な感情をきちんと自分で言えたことにびっくりです。
なんか一安心ですね。
雨降って地固まる。