HSPなのでイヤミス(イヤーな気分になるミステリー)は読めないんです。
なので、湊かなえさんの本は、どれも完読できてません。
でもインタビューは面白かった。
再放送あります。
NHK Eテレ 4月24日(土)午前0:00 (23日の深夜)
「湊かなえ×佐野正幸」 - SWITCHインタビュー 達人達
これだけ世の中にクリエイターが溢れているんだから、こういうクリエイターの生の声の番組ってもっと増えてもいいと思うのですが、視聴率が取れないんでしょうか?すごく面白いのに。
湊かなえさんの作品について、どうしてあんな気持ち悪いものを書くんだろう?と私は思ってましたが、今回のインタビューを聞いて少し理解できました。
「書き方は?」
まずは自分の中の黒い部分にダイブしていって、それを抽出して、どうやったらこれが膨れるだろう?とやって、ドロドロとした人たちを書いています。
登場人物の履歴書を頭の中で書く。そしてその周りの人の履歴書も頭の中で書く。そうすると勝手に人物が動き始める。その前に書き始めてはダメ。熟してから初めて書き出す。その映像を見ている自分の視点は第三者。だから先まで見通せる。だから伏線を回収できる。
第三者の視点で見ているのに、小説は1人称で書いているのは面白いですね。わざと視点を入れ替えているんでしょうか?3人称のほうが書きやすそうに思えるんですが。それだとリアリティが薄まるのかな。
「小説を書くコツ?」
声に出して何回も読む。そうすると飽きてくる部分がある。そういう時はドキドキワードを入れる。それか章を変える。
これ村上春樹さんもマジックタッチと言ってましたね。
いわゆるプロットを作ってないんでしょうか?
頭の中だけで構成しているようなんですが。
勝手に物語が動き出すとか、いろんな部分で村上春樹さんに似ているなあ。
やはりベストセラー作家さんですね。
クリエイターは必見だと思います。