ブータンと言えば、世界で一番幸せな国
だからサッカー少女も幸せに違いない。
と思ってました。
BS世界のドキュメンタリー 「ブータン サッカー少女の夢」
ノーナレ。
だから下のあらすじは私の解釈です。
世界で一番幸せな国で生まれ、小学校の道徳の時間に、
「競争は人を不幸にする。思いやり合うことでみんなが幸せになる。」
と教えられていましたが、この少女は、ほとんど聞いてません。
地元では、少女は毎日、家事手伝いをしないといけない。母親にダメ出しされる毎日。好きなサッカーをしていることに対しても、いい顔をされない。
彼女はナショナルチーム代表に選ばれ、1年間、アカデミーに行く。
好きなサッカーを毎日できるようになり、できればサッカーで世界に行きたいと願う。
しかし国際試合の結果は悪く、代表から外れてしまい、自宅に戻る。
でも彼女は落ち込んでいなかった。
母親から「代表選手として戦ったのだから誇らしいこと」と、初めて認めてもらえた。
「代表選考会には私が連れて行ってあがる」
と言われて、すごく嬉しそうにしているのが印象的でした。
結局、ブータンでも親や子供たちの考えていることは同じ。
競争があり、勝った負けたがあり、運命を左右する。
でもそういった結果よりも、子どもたちにとっては母親の承認が何よりも大事。
ドミュメンタリーのモデルになるだけあって、この少女は飛び抜けてきれいです。
だからこのドキュメンタリーの監督は、この少女の1年間を撮ったんだろうと思います。
でも代表を外れてしまう結末は予想してなかったはず。
それなのに、いいドキュメンタリーになってます。
こういう偶然の産物。神の采配。っていいなと思います。
再放送予定はないようです。