支店長が変わったため、面談が行われた。
我が部署は、支店内でも売上がトップクラスのために、最優先で行われた模様。
通常は部長とのトップ会談なのだが、なぜか今回に限ってはNo.2の私も呼ばれた。
理由はよく分からない。より実情が知りたいということか。
軽く緊張しながら部長と共に、支店長室に入る。
支店長から、今後の方針だとか、目標だとかの説明があり、その後、当部署の話。
当部署はコロナの影響もあり、少々売上は落ち込んでいる。
しかし意外にも、売上については、ほとんど触れられなかった。
むしろブラックな働き方や、時間外労働を減らすことについて懸念があるとのこと。
新支店長は、今までの経営者と違い、やり手なのかもしれない。
そして支店長が一言。
「経営陣に対する要望を聞きましょう」
ま、このための面談だし、言いたいことは3トントラック分はある。
毎日のように私達は部長に「これ経営側でなんとかして下さいよー。これじゃ仕事にならん」と言っている。
私が部長を差し置いてべらべら話すのもあれだし、部長始動を静かに待機。
おもむろに部長が一言
「何もありません」
若干のめまいを覚えつつ、そう言っておいて、カウンター狙いなのかな。と考え始めたところで、
社長「じゃ、おひらきに」
部長「仰せの通り」
私(うそだろ)
慌てて
私「ちょ、ちょっと待ってください。一言いいですか。」
と3トントラック分の要望を話した。
支店長室を出るなり、部長が
部長「お前がいてくれてよかったよ。気がついてなかった。」
私「。。。」
(毎日、俺たちが言っていることは、この人には伝わってないのか?というか、部長は支店長のイエスマンになるつもりなのか?それを見越して俺も呼ばれたのか?)
疑問点だらけ。
戻って部下に報告。
御曹司(部下)「今度の支店長って、自分の業績しか考えてないですよね。だめだな。」
私「そこ?!部長だろ!」
かなりワンダーな部署だとは思ってたけど、はちゃめちゃすぎて、めまいが一日中続いた。