幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

マイケル・サンデルの白熱教室 中国の友よ 君はそれで幸せなの?  NHKの凄さ

マイケル・サンデル先生の番組が話題になっています。

こんなに話題になるNHK BSの番組って珍しい気がする。

 

マイケル・サンデル先生の番組は、毎回、注目しています。

これは前回(半年前)

yoshimor.hatenadiary.jp

サンデル先生の新刊出版に合わせた内容でした。どっちかと言うと宣伝だった。

 

今回は、すごく皮肉が効いてます。

 

タイトルは、

「中国の友よ 君はそれで幸せなの?」

これ思い切ってますね。

さすがNHK

 

NHKってほんとマーケティングがバグっている会社だと思うのだけど、内容に関してはほんとに素晴らしい。これだけすごい内容なんだから、も少しマーケティング頑張ればいいのに。

せめて、アクセスが多いNHKニュースサイトに番組紹介記事載せるとか。

yoshimor.hatenadiary.jp

 

話を戻します。

 

中国政府は様々な規制によって、うまく社会を回そうとしています。

国学生は「流暢な英語で」、政府の方針に全面賛成していました。

日米学生はこれに真っ向反対。個人の自由を認めるべき。政府が介入するのはけしからん。

 

もちろん正解なんてありません。

毎回、そういう意見もあるんだよね。といった感じで議論が深まっていって、自分の視点の頑なさみたいなものを思い知って、終わっていくんだけど、今回に限っては、全く双方の意見は噛み合ってなかった。

 

じゃ、なんで議論が深まらない平行線で終わるようなテーマを扱ったのか?

こんなんじゃ面白くないし、視聴率取れないっしょ?

 

でも、これがNHKのすごいところ。

民放では絶対にこんな番組作れない。

サンデル先生、起用して、平行線の議論ってありえない。

もったいなすぎる。

水曜日のダウンタウン」でダウンタウンに何もさせない。みたいなもの。

 

学生たちが意見を言うときの、表情や熱意、意見の真の目的がTV画面越しにじんわり伝わってきます。

中高年男子的には、「何、言ってんだ?この中国人若者は?馬鹿じゃないの?」

で終わって行きそうなんだけど。あまのじゃくなので、裏読みしてしまいます。

 

これ言わされてる感あるよな。本音はどこにある?頑なな姿勢は触れられたくない部分があるんじゃないの?

 

NHKもサンデル先生も、そして出演者も、こーゆーのわかった背景で、上滑りな意見を並べている。

だからこその、この挑発的なタイトル。

 

おもしれー。

 

だから世の中でバズっている。

 

ちきりん さんのご意見

 

 

これは広尾さんのご意見

baseballstats2011.jp

 

NHKって素晴らしい。

でもマーケティング頑張れよ。

いい商品作ってるだけで売れると思ったら大間違い。