御曹司(部下)が怒っている。
今週の御曹司の超重要案件クロージングに手こずって長時間となってしまったため、部長(定年間際)がヘルプに入ったところ、大失敗して案件そのものがぶっ飛んでしまった。契約違反で訴えられるかもしれない。
部長は今年度になってほとんど現場に出てなかったし。部長も反省してるだろうし。
と思っていたのだけど、この案件に人一倍思い入れのあった御曹司(部下)は怒り心頭。
御「私が最後までやりきらなかったのは悪いのですが、部長はもう現場に入らないほうがいい。ヘルプは下3人でまかないましょう。」
私「賛成だけど、部長、やりたがりだから、きっと入ってくるよ。」
御「それがダメなんです。もう頭も回ってないんだから、部長は現場に入っちゃダメです。というか、部内マネジメントも最近、できてないんですから、ふぇでらおさん、取り上げてくださいよ。」
私「そんなのできるわけないだろ。」
御「そうだ。いいこと思いつきました。レジェンド(再雇用、72歳)に頼みましょう。レジェンドは元上司ですし、部長もリスペクトしてますから、レジェンドの言うことは聞きますよ。そもそも部長を育てたのはレジェンドなんですから、レジェンドに責任があります。今から二人で言いに行きましょう。」
私「嫌だなあ」
レジェンド部屋にて
御「相談があります。部長に身をひいていただきたいので、レジェンドから言ってほしいんです。」
レ「嫌だよ。なんで俺がそんなことしないといけないんだ。お前たちで相談して決めろよ。」
御「もう部長ダメなんです。今回の件だけでなく、いろいろあったじゃないですか?最近、会議での発言はレジェンドのほうがまともですよね。」
レ「嫌だよ。もう9ヶ月、我慢すればいいじゃねーか。」
御「もう限界です。会社のためになってません。」
レ「わかったよ。そろそろ来年に向けて、少しずつ身を引いていけよって、言っておくよ。」
レジェンド会談の後、ふと思いついた。
レジェンドのことだから、きっと
「フェデラオと御曹司が俺のところにきて、こういうんだよ。だから。。。」
と言うに違いない。
上司を裏切るのは、最後の最後の一度だけ
という私のポリシーに反してるし。
まいったなあ。御曹司の気持ちもわかるし。部長はやりたがりで空気読めないし。
レジェンド(再雇用)が私のところへ来て
— ふぇでらお federao (@ymcf6) 2020年10月31日
レ「俺のPCのログインができないんだ。見てくれ。」
私「わかりました。ユーザーネームは?」
レ「レジェンド」
私「パスワードは?」
レ「・が4つ」
私「えっ?」
レ「昨日、ITテクニシャンがログインしているのを横で見てたんだ。・4つで間違いない」