夏休み恒例美術館めぐりです。
これ
そもそもなんでボストン?って疑問がありませんか?
そりゃ有名な大学がある街だからなんでしょうけど、アメリカって歴史が浅いから、こういう美術館に展示できる作品ってヨーロッパほど多くないはず。
ヨーロッパの各国は、一世を風靡した時代がそれぞれあるので、そのときに世界中の美術品を集めまくった歴史があります。
アメリカがこの世を謳歌したのは、第一次世界大戦後。戦火から離れていたので、実質被害0で2つの世界大戦を終えた上、戦勝国。この時の戦利品ってこと。
なので今回の展示物の多くは日本やアジアのものが多かったです。選考者が日本のものを多く選んだのかもしれません。でもボストン所蔵の有名な北斎作品はありませんでした。
平家物語だとか、「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」の安倍仲麿の絵巻なんかもありました。
どうみても、これは返してもらわないとね。
日本って戦敗国だったことを実感。
印象的な作品が多いだけに、釈然としませんでした。
時間があったのでついでに隣の展覧会にも入りました。
フィン・ユールとデンマークの椅子
https://www.tobikan.jp/finnjuhl/
これなかなか良かったです。
おすすめ。