一年ぶりに会社本社の懇親会があった。
久しぶりに元同僚や、様々な人と話すことができた。
その中で、かつて一緒に働いていた3学年上の先輩から声をかけられた。彼は今は出向先で管理仕事をしている。
「そろそろ部長になるらしいな。」
「そうですよ。でも現場仕事がどんどんなくなって、管理ばかりなので面白くないんです。」
「えっ?!お前は現場より管理のほうが向いてると思ってたんだけど。」
確かに現場仕事は人並み。管理については私自身がHSPのためか人より向いていると言われることが多い。でも一度、本社で管理仕事で大失態を犯した身。自分でも向いていると思えない。というか、逆に現場仕事に対する自信が揺らいできた。
そういう時は、コツコツと日頃の鍛錬を重ねる。顧客を想定し、想定問答集をこなす。それだけでいつの間にか自信は戻ってくる。そう言えば今週は久しぶりの現場仕事がある。楽しみだ。
さて、ふと我に返って、私はこの仕事をしてよかったんだろうか。
御曹司(部下)は自分が大好きで、この仕事が大好きだから、子供にもこの仕事をさせようとしている。でも一方で、仕事量の割に収入が少ないのは不満だと言う。
私は御曹司(部下)ようにはとても思えない。確かにこの仕事は面白い。好きな仕事ができているとも言える。でも嫌な仕事もそれなりにある。御曹司(部下)ように嫌な仕事は人に押し付けるなんてことはできない。自分のやりたい事と、やらないといけないけどやりたくない事との差が大きい。収入については、バカバカしくなるので、あまり深く考えないことにしている。
そして、この仕事は効率が悪い。相手方ペースになることが多いので、無駄に時間を消費することもあるし、緊急呼び出しもそれなりにある。子供はそれを見て、そういう仕事にだけはつかないでおこうと言っている。私もそう思う。
私には他にやりたいことがある。アート、旅行、読書、勉強などなど。仕事が効率的でないので、それが制限されているのすごく不満。