サウジに興味があります。一番下にサウジ関連の過去記事をつけておきます。
今回はサウジ歴史の勉強になりました。
石油 世界を動かした“血”の百年
不思議だったのは、他の産油国は、欧米のいいようにやられたのに、サウジが上手くやりぬけていること。
アラブ諸国って、もともと遊牧民部族がそれぞれの地域を支配していた。サウジはサウード家が、UAEは5部族が合体してできた。
これは最初から欧米とわたりあっていて、OPECを主導して、石油価格をコントロールしていたから。このへんはすごく頭がいい。
それとOPECって、ただの圧力団体みたいに思ったけど、意外とちゃんとしていて、中の人々は優秀で出してくるレポートもすごい。アラブの頭脳を結集させている。
今回は日本も出てきます。
よく太平洋戦争は、アメリカが日本を石油で追い込んだために起こった。なんて言われますが、遠からず当たっている部分もある。でも冷静に考えたら最悪手。交渉で何とでもなったはず。戦争を始めた人々の責任は大きい。
かつては戦争やオイルショックを引き起こすくらい世界に大きな影響力があったのに、今やそうでもなくなってしまった。石油が貴重なものからSDGs的に悪者になってしまった。時代の移り変わりは激しい。そしてOPECはその荒波を渡って行こうとしている。
「石器時代は石がなくなったから終わったわけではない」
石油時代の終わりはSDGsなんでしょうか。
過去記事