幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

恵方巻の大量破棄問題に対する対処法について考えてみたけど

ちきりんさんが、また面白い疑問を投げかけています。

 恵方巻の大量破棄問題に対する対処法は?

chikirin.hatenablog.com

頭の体操を兼ねて、真剣に考えてみましょう。 

 

こんな風習辞めてしまえ。というのは簡単ですが、こういうことではないんですね。いろいろ考えてみるのが面白い。

 

同じような商品として、クリスマスケーキ、おせち料理がありますが、これらは、ある程度、保存できるので、後で安くして売りさばくことが可能です。

恵方巻、特有の問題は保存できない。ことです。

保存のできる別の食品に変えるというのは、根本的な解決になりますが、ちきりんさんは、こういう制限の中で、どうやって解決していくのか。ということを問うているのだと思います。

 

 

まず、供給が多すぎることです。

 

供給側は、商品が無ければ、機会損失(買いたい人が買えない)が起こるので、なんとしてでも避けたいです。

余るくらいがいい。できれば少し余るくらいが理想ですね。

でもこれを予想するのは、かなり難しいです。これができれば全ては解決するのですが。

 

また多く作ると、単価が下がります。つまりたくさん作ったほうが安上がりになります。これも大量破棄に繋がりやすいことですね。

 

予約システムにして、予約してくれた人にインセンティブを与えるというのは、いいかもしれません。

予約だと需要が見込めますので、破棄量はかなり減りそう。

インセンティブは、難しいですね。安くするだけでは、効果は少ないでしょう。予約するとご利益が倍とかになればいいんですけどね。

 

破棄を減らすと賞賛されるシステムとかもできるといいですね。

当スーパーは恵方巻破棄ゼロを3年間継続中です。

なんて言われると少し心が動いてしまいます。

 

 

もう一つのアプローチは消費を増やす方向です。

ちきりんさんも、こっちをおすすめしていますね。みんなが我慢しないでシステムでハッピーになる方法を考えましょうということ。

私は信心深くないので、当日にどうしても食べたいわけではありません。節分の夜に売れ残りを食べるのは、やぶさかではありません。そういう人をうまく集められるといいんですね。

 

お惣菜の売れ残り品と同じように、節分の日は、どこのスーパーも、時間が経つにつれ、 恵方巻の値段が下がる。というのは、一つのアイデアですが、これだと皆が売れ残りを待ってしまい店側の利益が激減してしまいます。

 

どちらかと言うと、逆の発想で、時間が経つにつれ、値段が上がってしまうようにして、安く買うには前もって買わないといけない方向のほうが、アイデアとしては良さそうです。ただこれだと破棄は減らないですよね。

 

このバランスのとり方が難しいですね。ダイナミックプライシングを応用したいところですが、東京で欲しい人がいて、余っているのが大阪。とかになると、運ぶ運賃、時間の問題があります。 

yoshimor.hatenadiary.jp

 ダイナミックプライシングのいいところは、欲しくなくても、社会のためなら食べてもいいかと思っている私のような人に食べさせられるかもしれないところです。

地域を細かく分けて、その中でダイナミックプライシングするといいと思いますが、これシステム作りに費用がかかりすぎでしょう。

 

そもそも恵方巻のスタンダードがないから様々な種類のものを様々な値段で売っています。そしてやはり賞味期限が短い。皆が皆、欲しいわけではない。食べれなくても、そんなに苦痛ではない。

考えれば考える程、罪作りな恵方巻です。

 

結局、結論が出ませんでした。ちきりんさんに褒めて貰おうと思ったのに。