幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

この企画は「4方よし」という誰も損しないものでした

ドキュメンタリーは玉石混交だし、全部見る時間がないので、最初の10分だけは見るようにしてます。

これ、ただのソニーのよいしょドキュじゃないか。なんだかな〜って感じだったので、もうやめようかなと思ってたんだけど、途中から面白くなって最後まで見てしまいました。

求む“起業家会社員”〜ソニーと14人の学生たち〜

www.nhk.jp

業績絶好調のソニーが、去年前例のない人材確保作戦に乗り出した。現役経営者や起業経験のある、「起業家精神」あふれる学生を集め、新規事業プランを競う選考会を開催したのだ。創業以来のDNAである「尖った人材」の確保が難しくなるなか、定期採用では出会えないタイプの学生に門戸を開こうという会社側。一方、100人を超える応募者から選ばれた14人の強者はどんなプランを発表するのか?1か月に渡って舞台裏に密着。

 

学生たちのアイデアはなかなかおもしろいけど、ソニー担当者にダメ出しされまくる。

音楽がねえ。これで損してる。SEAMO嫌いじゃないんだけど。こういうの日本のドキュメンタリー特有。海外ので思ったことないんだけど。

 

このドキュメンタリーの成り立ちという、一段高い抽象度で眺めると、面白く感じました。

まずソニー側の視点。

 

いい人材集めというコンセプト。

募集倍率も高い(100人中の14人だし、この100人もきっと意識高い系)ので確かに優秀な人材が集まってます。

でもソニーの目的はそこじゃない。(と思う。)

 

だってソニーに入社したい優秀な学生は山のようにいる。

ソニーが本当に見たいのは、その学生が豊富な発想の持ち主で、ガッツがあって、レジリエンスがあって、問題対処能力や、上司のアドバイスに対する反応、やり抜く力をもっているかどうか。

普通の採用面接ではそんなことわかんない。

だからこそそこが見れるイベントを企画した。

 

下手なインターンするより、より実践的な状況を見れる。

実際に最初から評価の高かった学生よりも段階ごとに評価を上げた学生を高く評価していました。

 

そして以下につながるのですが、企業イメージの向上。

こんな尖った人材をこんな斬新な方法で集めてますよ。ってこと。

次に

応募した学生側の視点。

 

自分のアイデアソニーで評価してもらえ、アドバイスも受けることができる。自分の実力だめしになる。

もし自分に本当に実力があれば、それがソニーに正当に評価されるし、就職条件(ポジション、給料など)が他の会社より圧倒的に有利になる。

 

それに、これが大切なんだけど、この経験でソニーに対して好印象を持つ。今回の経験した人でソニーを受けない人はいないでしょ。

視聴者視点。

ソニーのこの画期的なイベントを見ることで好印象を持つ。例えばTVを買う時、ソニーか他社かで迷ったら、このドキュメンタリー見てたら最後のひと押しになる。

NHK視点。

密着するだけで、いいドキュメンタリーが撮れる。ちょっとソニーに忖度しすぎ。こんなにおいしい企画はない。音楽がねえ。しつこい。

 

しばらくオリンピック放映が続くので、再放送は未定です。

またあればツイートします。

yoshimor.hatenadiary.jp