クオリティの高いドキュメンタリーとはまさにこういうもの
再放送
NHKスペシャル 世界に響く歌 日韓POPS新時代 NHK総合 1月11日(木)午前0:35〜午前1:25(50分)
再放送
かなり手垢がついているテーマ。日韓ミュージックシーン比較。
基本的にエンタメ産業全体において、韓国は全振りしているのに対し、日本はいつまでも独自路線を貫いていた。というところは今までと同じ。
でも掘り下げ方が凄まじい。
日本はYOASOBI。韓国はNewJeans。独占密着。
日本TV局の力が弱っている中で、これだけのクオリティを出してくるのはさすがNHK。
そりゃここまで食い込んできたら、紅白にNewJeansを呼べるよね。
YOASOBIは、インドネシア、LAまで密着。1時間番組でやることを超えてます。
Ayaseさんの過去の苦しいときの話はあまり聞いたことがなかった。切実。こういう経験があったからこそ、あのヒリヒリした音楽が生み出されるのだな。
NewJeansは、プロデューサー、ミン・ヒジンの独占インタビュー。これもかなり珍しいと思う。これ必見です。
ヒットの方程式をたどるばかりだと、同じようなアイドルばかりが量産されてしまう。そういうものではない、誰もが持っている感性に訴えかけるものを真摯に追求したい。
よく、こんな発言を引き出さしたよね。刺さります。確かにNewJeansは、他のK-POPと違う。
真摯に追求ということでは、このドキュメンタリー自身もまさにそう。誠意を持って丁寧に取材することで食い込んでいった。
大谷くんには通用しなかったけど。
今回、初めて気がついたのは、
K-Popはいち早くYouTube無料配信に乗った。一方、日本はCDにしがみついた。ってとこ。
失うものがない韓国と事務所、レコード会社優位の日本の違い。
失うものがあることって怖い。
結局、日本から世界に出ていけたのは、トラジャではなく、どこの事務所にも所属していなかったYOASOBIだったというのは象徴的。
海外でのYOASOBIの熱狂具合を見るだけでも十分なものがありました。
いいものを見せていただきました。