昨日のブログでマラソンのトレーニング方法について考えたのですが、もう少し考えてみます。
私の問題点は、そこそこ追い込んだ練習をしているのにも関わらず、20-30Kで失速してしまうことです。足がつったり呼吸が苦しくなって走れなくなります。それまでは最速~少しゆっくりペースで走っています。
もっと遅く走ると、結果はただの遅い記録になります。ハーフのタイムからすればもっと早く走れるはずなのです。
20-30kで失速するので、30k以上の練習をするのが本筋なのですが、時間的にも肉体的にもきついのでできません。
過去の練習を振り返ってみると、良い記録が出たレース前には月200-250kを2ヶ月以上走っていました。ペースは関係ありませんでした。
ここから言えることは、ゆっくりペースでいいので走行距離をしっかり稼ぐことで、20-30k以上を走れる脚力ができるのだろうということです。
ゆっくりペースならば、そんなに練習が嫌にならないので、毎日練習できます。
追い込み練習は、練習した実感があるのでいいのですが、毎日はとてもできません。
このことに主に乳酸が関与しているのだとしたら、マラソンのようなゆっくり乳酸ができる運動では、乳酸の代謝経路が、ゆっくりペースで鍛えられているのではないかということです。
このペースは、もちろん乳酸閾値を越えています。しかしTVで萩野選手がやっていたようなきついトレーニングではありません。この違いは、種目の違い、400m個人メドレーという究極のきつい種目と、数時間のマラソンの違いなのではないかということです。
きつい運動ではそれなりに追い込んだトレーニングが必要ですし、逆にマラソンではゆっくりしたトレーニングのほうが適しているのかもしれません。
私の仮説は
乳酸代謝経路にも様々な代謝速度の段階があり、乳酸閾値越えのトレーニングがこの経路を鍛えることができるのですが、その中にも、運動の種類によって乳酸閾値以上の中で数種類の適しているトレーニング方法があるのではないか。
ということです。