映画とともに過去を振り返るシリーズ、すごくいいです。
「アメリカ 葛藤の80s」
今回は80年代。私が最も影響を受けた時代です。
驚いたのはこれ。
ロック対ディスコ。
敵対していたこと自体、知らなかった。私は男ならロックだろ!派でしたけど、別にディスコを毛嫌いしていたわけではありません。
ロック派は、トランプ支持者に近いイメージなのかな?ディスコ音楽は、アバを代表して同性愛者に親和性がある。その間で争いがあった。
これをはじめとして、
50年代回帰が流行る。古き良きアメリカ。黒人問題も女性問題も同性愛問題もなかった時代。あのころは良かったなあ。
でも50年代でも、これらの問題はあったはず。社会的な抑圧で声が上げられなかっただけ。懐かしむ人たちは、こういうのをなかったことにする考え。
社会なんて、どんどん進化していてよりよい方向に行ってるに決まってる。
この本に書いてある
為政者側としては、これは絶好の口実になる。まさにトランプ。こういうことを政治家が言い出したらろくでもないな。
あとも一つ、「スタンド・バイ・ミー」
何度も見てた映画。主人公のリヴァーフェニックスが23歳で薬物中毒死したことは知っていたけど、リヴァーフェニックスをいじめる役がキーファー・サザーランドだったって知らなかった。彼は長年ドラマ「24」でテロから人類を守り続けている。なんと皮肉な話。
全体の流れからすると、
前半は閉塞感のある息苦しい社会を象徴していた。「普通の人々」「愛と青春の旅立ち」「フラッシュダンス」「スタンド・バイ・ミー」何にもなれない。成功するには一握りのチャンスを掴む以外ない。
後半はバカみたいな無邪気なアメリカ。「E.T.」「ブルース・ブラザース」「トップガン」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「摩天楼はバラ色に」「ウォール街」
ロナルド・レーガンの浮き沈みだわ。なんでこんな時代だったんだろ?両極端すぎるだろ。
ランボーは82年の1作目は地元保安官が相手だけど、85年以降は外国相手。内なる敵で、次は外向き。
70年
50年
60年